お庭に植えたい人気の樹木5選

庭木を選ぶ際には、目的や庭のデザイン、レイアウトを考慮して選ぶことが大切です。以下に、おしゃれで人気な庭木の種類をいくつかご紹介します。

常緑樹のおすすめ樹種

①オリーブ

深緑色の葉とシルバーがかった裏側が美しい樹木。初夏に白い花を咲かせ、芳香も楽しめます。

オリーブは日光を好む常緑の果樹で、庭で育てることができます。以下にオリーブの育て方のポイントをまとめてみましょう。

育てる場所と日当たり:日光を好むので、庭植えの場所や鉢植えの置き場所は日当たりの良い場所を選びましょう。

水やり:鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底から少し流れ出るくらいたっぷり水を与えます。庭植えの場合は、苗木や植えつけ直後の木を除けば水やりはほとんど必要ありません。

肥料:庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、6月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

病気と害虫:炭そ病や梢枯病に注意が必要です。特に梢枯病は梅雨時期に発生しやすいです。オリーブアナアキゾウムシやハマキムシも注意が必要です。

用土(鉢植え):水はけと水もちの良い土を選びます。市販の用土を使う場合は、赤玉土と腐葉土の配合が良いです。植えつけと植え替え:適期は3月から4月です。鉢植えの植え替えは通気を良くするために2~3年に1回行います。

増やし方:さし木やつぎ木で増やすことができます。

②コニファー

ヨーロッパ原産の針葉樹で、庭木や生け垣にも適しています。

コニファーは、鉢植えと地植えの両方で育てることができます。以下にコニファーの育て方のポイントをまとめてみましょう。

植え付け:鉢植えの場合は、3月から4月か、9月から10月に植えるのが適しています。苗よりも一回り大きな鉢を選び、鉢底網を敷いて鉢底石を入れます。

赤玉土(中粒)5~6:腐葉土2:鹿沼土かピートモス2~3の割合で混ぜた土と苗を一緒に植え付けましょう。

水やり:鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。夏場は乾燥に注意し、午前か夕方に水やりがおすすめです。冬は水が凍らないように午前中に行いましょう。

肥料:鉢植えは3月と6月末に化成肥料を根元に与えます。地植えは3月に窒素分の多い肥料を根元に施し、生育を促します。

剪定:鉢植えは適度な剪定が大切です。葉が密集したり風通しが悪い場合は蒸れて株が弱くなる可能性があります。

増やし方:3~6月に挿し木で増やすことができます。10cmほどの枝を利用し、発根させて増やしましょう。

トラブル対処:病気や害虫に注意しましょう。ハダニやすす病、赤星病、葉枯病などが発生する可能性があります。コニファーは、芝生との相性が良く、庭を彩るアクセントになります。冬の手入れも少なく、初心者にもおすすめの植物です。

③ソヨゴ

赤い実がかわいらしい樹木で、樹形が自然にまとまりやすいため剪定もしやすいです。

ソヨゴ(Ilex pedunculosa)は美しい緑色の葉を持つ樹木で、日本や中国、台湾などで見られます。以下はソヨゴの育て方のポイントです:日当たりと置き場所:ソヨゴは日当たりと風通しの良い場所を好みます。明るい日陰でも育つことができますが、真夏の直射日光は避けましょう。地植えの場合、深めに掘った植え穴に有機質の土を入れて植えましょう。

土壌と水やり:水捌けの良い土壌を好むため、庭土に腐葉土を混ぜて植えると良いです。鉢植えでも同様に有機質の土を使用します。植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。2年以上たつ株は特に水やりの必要はありません。

剪定:成長がゆっくりなため、基本的に剪定は必要ありません。ただし、枝のバランスが悪い場合は整えてください。

病気と害虫:病気:すす病(黒いすす状のカビ)。光合成を妨げるため注意が必要です。害虫:カイガラムシ。竹べらなどでかき落とすことが有効です。

ふやし方:タネまき:11月から12月に完熟した実を採取し、湿らせた砂に混ぜて保存します。発芽から開花まで7年以上かかります。つぎ木:雌株の枝から穂木をとり、台木に接ぎます。

ソヨゴは美しい実をつける樹木で、庭や公園で楽しむことができます

落葉樹のおすすめ樹種

➃シマトネリコ

沖縄や台湾に自生する美しい小葉の樹木。風に揺れる姿が涼しげで人気です。

シマトネリコは常緑の高木で、美しい小葉と花を咲かせます。以下にシマトネリコの育て方のポイントをまとめてみましょう。

育てる場所と日当たり:日当たりの良い場所から明るい日陰でも育ちますが、明るいほうがよく育ちます。潮風には強いですが、寒さにはあまり強くなく、暖地向きです。

水やり:植えつけしてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。

肥料:庭植えは2月ごろに寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておけば、そのほかは必要ありません。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫:特にありません。

用土(鉢植え):水はけがよい土を好みます。赤玉土(中粒)2に対し完熟腐葉土または樹皮堆肥1を混ぜたものなどを使います。

植えつけと植え替え:移植も含めて4月が適期です。植えつけや植え替えるときに、植え穴または鉢底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として施します。

増やし方 さし木活着率は高くありませんが、6月から7月に長さ10cmほどの穂木をとり、水あげしてから清潔な土にさします。

タネまき:10月ごろ茶色になったタネをとり、ビニール袋か密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌年の4月に清潔な用土にまきます。

シマトネリコは、美しい小葉と花が魅力的な常緑樹です。日当たりの良い場所で育てて、庭を彩りましょう。

⑤キンモクセイ (金木犀)

秋に芳香のある花を咲かせる樹木で、庭に植えると素敵な香りが広がります。

キンモクセイは、日当たりと風通しの良い環境で育てることがポイントです。初心者でも育てやすい庭木で、以下の基本情報と育て方を紹介します。

原産地: 中国、開花期: 9〜10月、花色: オレンジ

育て方のポイント:土作り:鉢植え: 赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた土を使用。

庭植え: 湿り気があり、肥沃で水はけの良い土を選ぶ。

植え付け:春または秋に行う。

鉢植え: 大きめの鉢を選び、元肥を施して植える。

庭植え: 根鉢の大きさの倍の深さ・直径の穴を掘り、元肥を混ぜた土で植え付ける。

水やり:鉢植え: 土の表面が乾いたら水やりをする。庭植え: 適度な水やりを行う。

剪定:適宜行い、形を整える。

増やし方: 挿し木: 開花まで時間がかかるが、早く花を楽しみたい場合は苗木から育てる。

これらの樹木は、庭づくりに彩りを添えてくれることでしょう。植える前によく調べて、庭に合った種類を選んでください。

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