ダスキンのゴキブリ駆除は効果がない?

ネットを検索していると「ダスキン ゴキブリ駆除 効果なし」というキーワードが出て来ます。ダスキンの中の人として本当にダスキンのゴキブリ駆除は効果が無いのか?どんな場合に効果が期待できないのか?考えたいと思います。

ゴキブリ駆除の効果が出ない理由は?

ゴキブリ駆除の効果が出ない理由の一つは環境が良くない場合です。反対に言うとゴキブリにとって居心地が良い状態だと駆除の効果が出にくいと言えます。

どんな環境だとゴキブリ駆除の効果が表れないのか

次の4つの環境がゴキブリにとって繁殖しやすいと言われています。①温度が適温 ②水分がある ③エサがある ④隠れ家がある、の4点です。全部の要素が多く揃えばゴキブリが繫殖し易くなります。

例えば水分に関しては飲食店では床面がウェットタイプとドライタイプが存在しますがゴキブリにとって環境が良いのはウェットタイプの方です。一般家庭ではシンクや洗面台に残った僅かな水分もゴキブリが必要としている水分を供給するには十分でしょう。

特にエサに関しては食べ残しが床面に落ちていたり、ペットのエサを夜寝るときに片づけていないとゴキブリのごちそうとなってしまいます。このエサがある状態というのはゴキブリ駆除にとってはかなりの障壁となってしまいます。

食べ残しやペットのエサがあるとゴキブリが減らないのはなぜ?

最近のゴキブリ駆除は殺虫剤を撒いて殺すのではなく毒餌を食べさせて殺す「ベイト工法」が主流です。ベイト工法はゴキブリが毒餌(ベイト剤)を食べて初めて効果が表れる駆除方法です。ですからベイト剤以外のエサを食べられる環境ですと駆除効果は限定的になってしまいます。飲食店では厨房機器の下に落ちている残渣(食べ物の残りかす)がエサとなりますし、一般家庭ではペットのエサがずっと置いてあったり、小麦粉などの調味料がこぼれていたりするとゴキブリが好んで食べるでしょう。そのような環境だとベイト剤よりおいしいエサがある状態なのでなかなかベイト剤を食べてくれません。

ゴキブリ駆除の効果を発揮しやすい環境にするには?

①残渣の除去をする

小麦粉などの調味料がこぼれているとゴキブリのエサになってしまいます

ベイト剤以外食べるものがない環境にしておく事が大切です。薬剤を大量に使用するよりもまずはゴキブリのエサとなるものを除去しましょう。飲食店では残渣をこまめに除去すると良いでしょう。ホースで水圧を掛けて清掃すると残渣が奥へ入り込んでしまうので掻き出すような清掃がおすすめです。一般家庭でもペットのエサがずっと置いてある状況を避ける、小麦粉などの調味料をタッパーに入れて保管する、こぼれたままにしておかないなどして徹底的にゴキブリのエサを除去しましょう。

②乾燥させる

就寝前に洗面台の水分は拭き取りましょう

ゴキブリの生息条件の一つに水分がありました。ゴキブリは常に水分を必要とする昆虫です。反対に乾燥している環境はゴキブリにとって住みにくい環境と言えます。飲食店であれば閉店時に床面の水分を水切りワイパーで水分の除去をする、常時水が滴る冷蔵庫の排水ドレンの水をホースを使い排水溝に直接流すようにする、などが出来ます。一般家庭であれば就寝前に台所や洗面台、食器洗い用のスポンジの水分をふき取るなどの対策が出来ます。一度歯ブラシの水分をゴキブリが舐めている現場を目撃したことがりましたがその光景は衝撃的でした。歯ブラシは洗面台の扉の中に置くかケースに入れた方が良いでしょう。

③隙間をなくす

段ボールは溜めて置かずにこまめに捨てましょう。

ゴキブリは体がちょうど入るくらいの狭いスペースがお好きなようです。ゴキブリが隠れている隙間の定番はたたんだ段ボール置き場です。ちょうどよい隙間もありますし素材も紙なのでもっとも居心地が良い場所です。店や家の外に段ボール置き場を設置したり貯めて置かずにすぐに廃棄するのが良いでしょう。

ダスキンのゴキブリ駆除は効果がない?

ダスキンのゴキブリ駆除に効果がないという噂は本当か?の結論は環境によって効果が出にくい場合がある、です。ダスキンでは作業時や作業終了時にスタッフがゴキブリ駆除の効果を出すための提案を行います。また作業後にサニタリーレポート(作業報告書)を提出しています。チェック項目は「床に水がたまっていない」「フタ付きのゴミ箱を使用している」など20項目ほどになります。これに基づいてゴキブリが繁殖しにくい環境を作ることが出来ます。これによってベイト剤の効果が十分発揮されます。ダスキンのゴキブリ駆除をご利用、またはご利用を検討されておられる方は是非参考にされて下さい。

サニタリーレポートの一例

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