冬にも発生する植物の害虫

冬に育つ植物は大切に育てたいものです。しかし冬の寒い季節にも植物に付く害虫がいます。どのような害虫がいるのでしょうか?種類と特徴、対策方法などを解説します。

ハダニ

ハダニは 高温乾燥を好み、観葉植物に寄生します。葉に白色や褐色の斑点が現れるのが特徴ですクモに近いダニの一種で、8本の脚を持つ非常に小さな虫です。通常、植物の葉や果実に寄生し、吸汁することで植物に被害を与えます。

ハダニの特徴 

体長: 約0.3~0.5mmで、肉眼では見つけにくいです。

色: 種類によって異なり、赤色や黄緑色のものがいます。

生態: 高温乾燥を好み、特に春から秋にかけて活発に活動します。

植物への被害と症状

葉の変色: 吸汁された部分に白い斑点が現れ、やがて葉全体が黄色や茶色に変色します。

生育不良: 葉や果実の組織が破壊されるため、植物の生育が阻害されます。

対策方法

水洗い: 植物に付着したハダニを水で洗い流す。

適切な湿度管理: 乾燥を防ぐために適度な湿度を保つ。

殺虫剤の使用: 必要に応じて、ハダニ専用の殺虫剤を使用する。

ハダニは繁殖力が強いため、早めの対策が重要です。

カイガラムシ

カイガラムシ:は植物に寄生し、吸汁被害を引き起こします。排せつ物がカビを誘発することもあります。カイガラムシは、カメムシ目ヨコバイ亜目に属する昆虫の一種で、植物に寄生して吸汁する害虫です。世界中で約7,000種類、日本国内でも約400種類が確認されています。

カイガラムシの特徴

体長: 1~10mm程度で、種類によって形態が異なります。丸いものや細長いもの、殻に覆われたもの、綿のようにふわふわしたものなどがいます。

生態: 植物に固着して生活する雌と、翅や脚を持ち自由に動ける雄がいます。雌は植物に寄生して吸汁し、雄は交尾のために移動します。

被害: 吸汁によって植物の生育に悪影響を及ぼし、すす病やこうやく病を引き起こすことがあります。また、排泄物がアリやアブラムシを誘引することもあります。

対策方法

物理的除去: 歯ブラシやヘラでこすり落とす。

殺虫剤の使用: 幼虫の段階であれば効果的です。成虫には浸透移行性のある殺虫剤を使用します。

環境管理: 風通しを良くし、暗くて埃っぽい場所を避ける。

カイガラムシは繁殖力が強いため、早めの対策が重要です

コナジラミ

コナジラミ: 葉の裏に群生し、吸汁被害や病気の媒介をします。コナジラミは、カメムシ目コナジラミ科に属する小さな昆虫で、植物に寄生して吸汁する害虫です。以下はコナジラミの特徴と対策についての詳細です。

コナジラミの特徴

体長: 約1~2mmで、白く細長い翅を持っています。

: 成虫は白色から黄色で、幼虫は白色や黄色です。

生態: 葉の裏に卵を産み、幼虫は葉の裏で汁を吸いながら成長します。成虫になると飛び回り、他の植物に移動します。

被害と症状

葉の変色: 吸汁された葉は白くカスリ状の跡が残り、生育が悪くなります。

すす病: コナジラミの排泄物が原因で、葉や果実が黒く汚れるすす病が発生します。

ウイルス病の媒介: コナジラミはウイルスを運び、他の植物に感染させることがあります。

対策方法

物理的除去: 葉の裏に付いたコナジラミを水で洗い流す。

殺虫剤の使用: コナジラミ専用の殺虫剤を使用する。

環境管理: 風通しを良くし、乾燥を防ぐ。

対策方法

環境を整える: 害虫は乾燥した暖かい場所を好むため、適度な湿度を保ち、風通しを良くすることが重要です。

水洗い: 室内の植物についた害虫は、霧吹きで水を吹きかけて洗い流すと効果的です。

殺虫剤の使用: 必要に応じて、適切な殺虫剤を使用します。ただし、植物の種類や害虫の種類に応じて選ぶことが大切です。

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