夜になると土から這い出てきて、植物を食害する虫ヨトウムシをご存知でしょうか?ヨトウムシ(夜盗虫)は、ヨトウガという蛾の幼虫を指します。シロイチモジヨトウやハスモンヨトウもヨトウムシと呼ばれます。夜行性で、夜になると植物の葉や実を食害することから「夜盗虫」という名前がついています。日本各地に生息し、成虫が飛んできて植物の葉に卵を産み付けていくことで発生します。被害は野菜や花など100種類以上の植物に及び、新芽を好んで食べるため、芽を全て食い尽されて野菜や植物は全く育たなくなり、枯れてしまいます。
食害する緑の体色のヨトウムシ
ヨトウムシの特徴
外見:ヨトウムシは細長い体をしており、体長は約1〜2センチです。体色は緑色や褐色で、葉の中に隠れやすい色合いをしています。
食害:ヨトウムシは夜行性で、夜に活動します。葉や花を食べることで植物に被害を与えます。特にアブラナ科の野菜に好んで被害を与えることが多いです。
季節と発生:ヨトウムシは9月から11月にかけて多発します。この時期に注意深く観察し、早めの対処が必要です。
ヨトウムシの対策方法
手で取り除く:夜に活動するため、ライトを使ってヨトウムシを見つけ、手で取り除くことができます。
防虫ネットを使用する:野菜の畑やプランターに防虫ネットをかけることで、ヨトウムシの侵入を防げます。
天敵を利用する:ヨトウムシの天敵として、ハンミョウやハナアブなどがいます。これらの天敵を増やすことで、ヨトウムシの被害を軽減できます。
殺虫剤を使用する:市販の殺虫剤を使ってヨトウムシを駆除することも効果的です。ただし、環境への影響に注意して使用しましょう。
これらの対策を組み合わせて、ヨトウムシの被害を最小限に抑えましょう!