家の中でふと木材の家具や柱、窓枠に以前に気付かなかった木くずや穴を見つけることがあります。最初に思い当たるのはシロアリかもしれません。しかしシロアリ以外にもいくつかの害虫が原因となる可能性があります。以下に、木くずや穴を発生させる主な害虫とその被害について説明します。
シロアリ
木材の周辺に砂粒のような物が落ちている場合、シロアリのフンの可能性があります。シロアリは木材をエサとしているため、フンの形状は木くずと似ています。また、木材に小さな穴を開けることもあります。シロアリは放置しておくと木材を食い荒らし、被害は建物の耐震性を低下させ、資産価値を減少させる可能性があります。シロアリの可能性がある場合には早目に専門家にご相談することをお勧め致します。
キクイムシ
粉状の木くずを見つけた場合、キクイムシのフンの可能性があります。キクイムシは広葉樹を中心に木材を食べる害虫で、穴から細かい木くずを排出します。キクイムシは家具や柱、天井、床などの木材をエサとし、被害をもたらすことがあります。キクイムシの被害を疑っている場合、以下の対策を検討してみてください
木材の点検
家の中の木材を点検し、穴や木くずを見つけたら注意深く観察してください。キクイムシの被害を疑う場合、専門家に相談することをお勧めします。
木材の交換
被害を受けた木材は早めに交換しましょう。被害が広がる前に対処することが重要です。
防虫剤の使用
防虫剤を使用してキクイムシの被害を予防することができます。専門家に相談して適切な防虫剤を選んでください。
ナガシンクイムシ
ナガシンクイムシのフンはシロアリやキクイムシのフンに比べて大きいです。木材の内部をボロボロにすることがあります。特に竹材やラワン材への被害が多いです。もしナガシンクイムシの被害を疑っている場合、以下の対策を検討してみてください
クロアリ
木くずが柱や壁の隙間から排出されている場合、黒アリが原因の可能性があります。黒アリは木材をエサにはしませんが、巣を作る際に不要物を外に出す習性があります。
黒アリは食べ物に敏感で、食材にたかり人やペットを噛むこともあります。
木材の点検
家の中の木材を点検し、穴や木くずを見つけたら注意深く観察してください。ナガシンクイムシの被害を疑う場合、専門家に相談することをお勧めします。
壁内の石膏ボードが削れた可能性
壁際に白い粉が落ちている場合、壁の中の石膏ボードが振動で擦れたことが原因で、粉が落下した可能性も考えられます。虫による被害では木くずが混ざっていないことに注意してください。 これらの害虫による被害を防ぐためには、早めの対処が必要です
湿気対策
木材が湿気を含むと、ナガシンクイムシの被害を受けやすくなります。湿気を適切に管理しましょう。ナガシンクイムシによる被害を防ぐために、早めの対応が大切です。
もし家の中で木材の窓枠や家具や柱に木くずや穴を見つけたら早急の対策が必要な場合もありますので、一度ダスキンターミニックスにご相談下さい。