夏になると、どこからともなく突然現れて、不快な思いにさせるゴキブリ、身近な昆虫と言えますが、姿や形から余りじっくりと観察はしたくないものです。しかしゴキブリは知らなくてもよいのですが、調べていくと昆虫の中でも特別な特徴が多々あり興味をそそられます。今回はその中でも11項目挙げて見ました。
①ゴキブリは生きた化石
ゴキブリは約3億年前から存在しており、「生きた化石」とも言われています。日本でもゴキブリの羽の化石が発見されています。
②日本には約50種類のゴキブリが生息
世界全体で約4,000種類のゴキブリが存在し、日本にはそのうち約50種類が生息していると言われています。
③ゴキブリは頭がなくても1週間以上生きられる
頭が取れてもしばらくは生き延びることができます。ただし、これは虫界では割と普通のことなので、特別な生命力を持っているわけではありません。
➃ゴキブリは意外とキレイ好き
身体をテカテカに保ち、殺菌していることが知られています。雑菌だらけの場所に入っていけるのは、すごい特殊能力ですね。
⑤ゴキブリは飛ばない生き物
本来は飛ばない生物ですが、窓から入ってくることもあります。でもそれは彼らの身に降りかかった火の粉を払うための覚醒で、主人公補正と言えるかもしれません。
⑥種類と寿命
日本にはクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリの4種類が広く分布しています。クロゴキブリは約2年、チャバネゴキブリは約3か月、ヤマトゴキブリは約3~5か月の寿命を持っています。意外と長いです。
⑦食性と繁殖力
ゴキブリは雑食で、食べかすや壁紙、仲間のフンなどを食べます。また、繁殖力が非常に高いです。一つの卵から大体30~50匹の成虫が生まれます。そのために一匹見たら沢山いるというイメージがあります。
⑧夜行性と隠れる習性
ゴキブリは夜行性で、暗くて暖かい場所を好みます。壁に沿って走り、腹と背中が触れるぐらいの狭い隙間に隠れることも出来ます。
⑨噛むことがある
ゴキブリは人を噛むことがあります。特に人が静止している時に体に上ってきて皮膚を噛むことがあります。
⑩ゴキブリの活動する気温
ゴキブリは気温によって活動が変化します。適切な気温は、20度から30度前後で、この範囲では活発に動きます。 冬などの気温が低い時期は、ゴキブリの動きが鈍りますが、暖房の効いた場所では1年中生息しています。逆に、10度以下の寒い時期はゴキブリの活動が低下し、繁殖能力も低下します。乾燥にも弱いため、湿気を取り除いてゴキブリにとって棲みにくい環境を作ることが大切です。最近では寒くて見られなかった北海道でも温暖化もあって一部のゴキブリは発生するみたいです。
⑪ゴキブリの活動時間
ゴキブリは、主に夜行性であり、夜間に活発に動きます。したがって、ゴキブリの活動時間は「夜:日中 = 75:25」の割合で表現できると言えます。 この割合は一般的な傾向ですが、環境や種類によって異なることに注意してください
以上ゴキブリの豆知識でした。出来れば余り見かけたくない生き物ですが、話のネタや対策の参考にできるかもしれません。