アーモンドとは、どんな植物のタネ?

アーモンドは、見た目にも美しい果樹で、春には淡いピンクや白の花を咲かせるバラ科サクラ属の植物です。意外かもしれませんが、アーモンドの実は「ナッツ」と呼ばれつつも、植物学的には「種子(タネ)」なんです。

アーモンドの基本情報

学名Prunus dulcis

分類 バラ科サクラ属

原産地 中東から南アジア

樹高 4〜10mほど

花期 春(日本では2〜3月頃)

 果実と種子

アーモンドの果実は梅やスモモに似た「核果」です。

外側の果皮と果肉は熟すと乾燥して裂け、中の「殻(硬い殻)」を割ると、私たちがよく食べる「種子(仁)」が現れます。

 生育環境

日当たりがよく、水はけの良い土地を好みます。

乾燥に強く、寒さにはやや弱いですが、日本の温暖な地域では育てることも可能です。

アーモンドはどんな栄養があるの?

アーモンドは「天然のサプリメント」とも呼ばれるほど、栄養がぎゅっと詰まったスーパーフードです。アーモンドにはビタミンE、不飽和脂肪酸、食物繊維などが豊富。

香ばしい風味で、ローストやオイル、ミルク、粉末などさまざまな形で利用されています。

あの独特の風味は、「ベンズアルデヒド」という成分によるもの。

ちなみに、アーモンドには「スイートアーモンド」と「ビターアーモンド」の2系統があり、前者が食用、後者は香料や薬用に使われます(ビターアーモンドには微量の有毒成分があるため)

アーモンドの摂取のポイント

1日20〜25粒(約25g)が目安。食べ過ぎるとカロリーオーバーになるので注意。

皮付きのまま食べると、食物繊維やポリフェノールも効率よく摂取できます。

ビタミンCを含む食材(例:フルーツ)と一緒に食べると、鉄の吸収率がアップします。

アーモンドはそのままでも、サラダやヨーグルト、炒め物に加えても美味しく栄養価を高められます。

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