アシナガバチの特徴と巣の対策方法

春の季節になるとハチの活動も活発になってきます。特にアシナガバチなどは家の軒下に巣を作ろうと家屋の周辺を飛び回ります。家に巣を作成しハチが増えてくると、生活圏内にハチが飛び回り、室内に侵入してくることや洗濯物について来る場合もあり非常に危険です。ではアシナガバチはどのようなハチでしょうか?特徴と対策を考えて見ましょう。

アシナガバチの特徴

アシナガバチは、スズメバチ科に属する蜂で、特徴的な細長い脚を持ち、比較的おとなしい性格をしています。以下はその生態についての概要です

活動時期と生活サイクル

春(4~5月)越冬から目覚めた女王蜂が巣作りを開始します。

夏(6~8月)働き蜂が羽化し、巣作りや餌の収集を担当します。

秋(9~10月)新しい女王蜂と雄蜂が誕生し、交尾後に雄蜂は死滅します。

冬(11~3月)受精した女王蜂のみが越冬します。

アシナガバチの巣の特徴巣は「お椀型」や「シャワーヘッド型」と形容されることが多く、六角形の育房室がむき出しになっています。

巣の早期発見と駆除方法

アシナガバチの巣を駆除する際は、安全に注意しながら適切な方法を取ることが重要です。以下の手順で駆除を行いましょう。

1. 駆除のタイミング

アシナガバチは昼間は活動的なので、駆除は夜間や早朝のハチが巣に戻っている時間帯に行うのがベストです。

2. 必要な準備

駆除を行う前に、以下のものを用意しましょう

  • 防護服(長袖・長ズボン・帽子・手袋・ゴーグル)
  • 市販のハチ用殺虫剤(スプレータイプが便利)
  • 懐中電灯(赤色フィルター付き) ※ハチは赤い光を認識しにくい
  • ハチを刺激しないように黒い服を避ける、香水をつけすぎない

3. 駆除の方法

  1. 巣に静かに近づく(刺激しないようにゆっくり)
  2. 殺虫剤を巣に直接噴射し、確実に駆除する
  3. 数時間待ち、活動がなくなったことを確認
  4. 巣を慎重に取り外して袋に入れ処分

ハチの巣を駆除した後の注意点

ハチの巣は駆除した後にもハチが戻ってきて、再度巣を作成しようとします。以下の注意点を守ることで安全を確保し、再発を防ぐことができます。

戻りバチに注意

戻り蜂への対策 駆除した場所に戻り蜂が現れる可能性があります。巣があった場所に殺虫スプレーを散布し、蜂が寄り付かないようにします。

巣を駆除した後も蜂の動きを観察し、戻り蜂がいる場合は再度スプレーを使用します

巣の処分 駆除した巣はすぐに袋に詰め、密閉して可燃ごみとして処分します。巣の中に幼虫やサナギが残っている場合は、殺虫剤を使用して完全に駆除します。

周辺の清掃 巣があった場所をしっかりと掃除し、フェロモンの痕跡を取り除くことで新たな蜂が巣を作るのを防ぎます。

安全対策 駆除後は最低でも半日は巣の近くに近づかないようにします。蜂の死骸や巣を素手で触らず、トングや軍手を使用して処理します。

再発防止 巣が作られやすい場所に防虫ネットを設置したり、蜂が嫌う匂い(木酢液など)を散布することで予防します。

これらの対策を徹底することで、蜂の巣駆除後の安全性を高めることができます。

蜂を寄せ付けない環境作り

蜂が好む甘い匂いを避けるため、ジュースの飲み残しや甘い香りの花を置かないようにします。

蜂が嫌う匂い(ミントやユーカリなどのハーブ系の香り)を活用するのも効果的です。

防虫ネットの設置 ベランダや軒下に防虫ネットを張ることで、蜂の侵入を防ぐことができます。

自作トラップの設置 ペットボトルに誘引剤(酒、砂糖、酢を混ぜたもの)を入れて蜂を捕まえるトラップを設置する方法があります。

ハチに刺された時の対処方法

駆除を行うとハチに刺されるケースもあります。ハチに刺されたときは、冷静に適切な対応をすることが重要です。以下の5つ手順で対処しましょう。

1. 刺された場所を確認するハチによっては針が皮膚に残る場合があります。ピンセットやカードの縁などを使ってそっと取り除きましょう。指でつまんで抜くと毒がさらに体内に入る可能性があるため避けてください。
2. 患部を洗い流す刺された部分を水と石鹸でやさしく洗い、毒をできるだけ取り除きます。
3. 冷やす患部が腫れたり痛みが強い場合は、冷たいタオルや氷をあてて冷やすことで、炎症を抑えられます。
4. 痛みや腫れを抑える抗ヒスタミン薬や虫刺され用の薬を使用すると、かゆみや腫れを軽減できます。
5. 異常があればすぐに救急対応以下の症状が出た場合は、すぐに病院へ行くか救急車を呼んでください
息苦しさ、めまい、意識が遠のく、顔や喉が腫れてくる、全身にじんましんが出る、特にアナフィラキシーショックの可能性がある場合は、迅速な対応をしてください。命に関わるので注意が必要

巣の撤去は慎重に

アシナガバチについて考えて来ましたが、素人がハチの巣を駆除することは危険を伴います。駆除作業の機材や知識や経験が豊富な専門家に依頼する事が懸命です。プロに助けを求めることも検討してください。

ダスキンターミニックスではハチ駆除のサービスもあります

ダスキンターミニックスではハチの駆除を行っています。ハチの巣の駆除でお困りの時は一度ご相談下さい。

*以下ハチ駆除の基本料金、場所や個数によって金額は変動します。

アシナガバチ基本料金[駆除+巣除去]22,000円(税抜20,000円)/巣1個追加ごとの料金5,500円(税抜5,000円)
ミツバチ基本料金[駆除+巣除去]38,500円(税抜35,000円)/巣1個追加ごとの料金22,000円(税抜20,000円)
スズメバチ基本料金[駆除+巣除去]49,500円(税抜45,000円)/巣1個追加ごとの料金27,500円(税抜25,000円)

ダスキンのハチ駆除の料金表

関連記事

TOP