近年、市街地にも見られるヌートリアってどんな生き物?

近年、街に近い河川や水田、畑、池などの水辺で、ヌートリアを見かけることがあります。とても大きなネズミという印象を受けます。水辺に巣を作って家族で暮らしています。

ヌートリアの生態と特徴は?

ヌートリアは南アメリカ原産の小型哺乳類で、ネズミ目ヌートリア科またはアメリカトゲネズミ科に属します。体形はビーバーに似ていますが、体色は茶褐色で尾が長く、大きな前歯(オレンジ色)が特徴です。成長すると頭から胴までの長さが約50~70 cm、尾の長さは約30~50 cm、体重は約6~9 kg程度になります。ヌートリアは水辺の生活に適応しており、泳ぎが得意で5分以上潜水することもあります。体つきはドブネズミに似ていますが、耳が小さく、後ろ足の第1指から第4指までには水かきがあります。また、黄色い門歯は一生伸び続けます。ヌートリアは夜行性で、主にホテイアオイなどの水生植物の葉や地下茎、淡水産の巻貝を食べています。

ヌートリアの被害はありますか?

ヌートリアは日本においては外来種であり、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律で指定第一次指定種に分類されています。そのため、ヌートリアは環境への影響を考慮する必要があります。またヌートリアは水辺に生息し、農作物を食害することがあります。特に水田や湿地での被害が報告されています。土壌浸食: ヌートリアは川岸や湖畔などの土壌を掘り返すことで、土壌浸食を引き起こすことがあります。生態系への影響: ヌートリアは在来種と競合し、生態系に変化をもたらす可能性があります。例えば、湿地の植生や水生生物に影響を及ぼすことがあります。したがって、ヌートリアの被害を最小限に抑えるために、適切な管理や対策が必要です。

ヌートリアは特定外来生物に指定されています

本来ヌートリアは日本には分布していない外来種であり、[特定外来生物]による生態系等に係る被害の防止に関する法律では指定第一次指定種に分類されています。かつての日本では「沼狸」や「海狸鼠」などとも呼ばれました。英名でも「Nutria」より「Coypu」の方が一般的です。フランス語では「ラゴンダン ragondin」と呼ばれます。ヌートリアの毛皮は丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が安価に大量に入手できるため、かつては世界各国で飼育されていました。日本でも戦時中には軍服の毛皮の材料として飼育されていましたが、その後野生化し、西日本で見られます。

ヌートリアの駆除方法は?

ヌートリアは「鳥獣保護管理法」の対象であり、一般の人々は勝手に駆除できません。違反すると罰金や懲役の対象になります。自分で駆除する前に法的な規定を理解しましょう。ヌートリアの被害の相談はお住まいの地域の市役所や保健所などの自治体に相談することが出来ます。自治体はヌートリアの駆除に力を入れており、無料で駆除を依頼できる場合もあります。

以上ヌートリアについて説明しましたが、ヌートリアは作物を食い荒らす害獣であり、適切な対策を講じることが重要です。被害を受けた場合は、上記の方法を選んで対応してください。カピバラに似たヌートリアは、もともと日本にはいなかった動物であり、駆除には法律が関わるため注意が必要です。しっかりと対策をして、ヌートリアにおびえない暮らしを送りましょう

関連記事

TOP