モグラどんな特徴がありますか?
体形 | モグラは北海道を除く日本各地に生息しており、体長は約10cm~15cmでずんぐりした体形です。毛色は黒や茶でふんわりした短毛で覆われており、鼻、手、足はピンク色をしています。 |
視力 | 土中で生活するため、モグラの目はほとんど見えません。光を感じるくらいしかできませんが、その代わりに嗅覚が発達しており、ニオイに敏感です。 |
食性 | モグラはミミズなどの昆虫類やカエルを食べ、植物性のものはほぼ食べません。1日で食べる量は体重の半分ほどで、胃の中に12時間以上何もないと餓死します |
トンネル | モグラは地中を掘り約70m~300mの複雑なトンネルを作ります。トンネル内部には食糧庫や休憩場所、水飲み場があります。 |
モグラどんな被害がありますか?
家庭菜園被害 モグラは農家や家庭菜園を楽しむ方にとって迷惑者です。モグラの特徴である地中にトンネルを作る行為は様々な害を引き起こします。
芝生の被害 芝生の一部が土で盛り上がっている部分があれば、モグラが犯人です。芝生の表面がデコボコになり、根も傷みやすくなります。
ミミズ被害 モグラは畑や家庭菜園の地中にいるミミズを食べてしまいます。ミミズが土壌の栄養状態を良くしてくれる益虫であり、被害は深刻です。
土砂崩れや陥没 モグラが畑の地中にトンネルを作ると、地盤が緩み危険な状態になることもあります。特に水分を多く含んでいる土壌は土砂崩れが発生しやすいです。
モグラ対策の前にやるべきこと
モグラの駆除や対策を行う前に、居場所をリサーチしましょう。モグラ塚や本道、支道を探し、効果的な対策を講じましょう。
モグラトンネルの見つけ方:モグラは地中で活動し、地上に出てくることはほとんどありません。モグラトンネルを見つけるポイントは、本道(生活道)と支道(探餌道)です。本道はメイン通路で、モグラがいる可能性が高いです。モグラ塚を掘り土を被せて平らにし、修復済みのトンネルが本道です。支道はほぼ通らないことが多く、モグラがいないと考えて罠を仕掛ける対象から外します。
モグラ対策に効果的な忌避剤はありますか
モグラ対策にはいくつかの効果的な忌避剤があります。モグラは嗅覚が発達しているため、嫌なにおいを放つことで追い払うことができます。ホームセンターなどに置いてあるモグラ用の忌避剤を使用できます。その際は表示をよくよく見て、使用方法を確認しましょう。モグラの嗅覚を利用して、忌避剤を使用しましょう。モグラ忌避剤は通販や店頭で購入できます。地面に置くタイプや穴に直接スプレーするタイプなど、さまざまな種類があります。
その他の対処方
ニンニクやニラのにおいもモグラが嫌うため、畑や家庭菜園に植えても効果的です。
ある程度決まった範囲内を防除したい場合、その区間の周辺に金網やトタンを深さ50~60cmほどで埋め、物理的に侵入できないようにしましょう。