アブの生態と特徴

アブは、ハエ目ハエ亜目に属する昆虫で、日本に生息する種類はおよそ100種類ほどあります。中には吸血する種類も10種類ほど存在します。以下にアブの特徴をご紹介します。

外見と特徴 

アブは蜂のように頭・胸・腹などの胴体にクビレがなく、目が異常に大きいのが最大の見分け方です。

半球型の頭部に大きな複眼と、複眼の境目上部に3つの単眼を持ち、複眼の間から短い触覚が生えています。

羽は2枚で全体的に短い毛が生えています。

口器は大顎と小顎が剣状になっていて、唇弁があります。

アブの生態と特徴

生態 アブは産卵してから1~2週間程度で幼虫となり、幼虫の期間は種類により異なりますが、1年から3年と比較的長いです。天候や環境によってさらに期間が長くなることもあります。

蛹(サナギ)になってからは1~2週間ほどで成虫となり、成虫としての生存期間はおよそ1ヵ月です。

日本に生息するアブには、シオヤアブ、ウシアブ、アカウシアブ、イヨシロオビアブ、シロアブ、キンイロアブなどの種類があります。

吸血するアブに刺された際の対処法は

傷口を洗い流す アブに刺された部位を清潔な水で洗い流しましょう。外部からの菌を除去し、痒みを和らげます。

冷たい水で洗い、刺された部分をつまみ出すように意識して洗うと効果的です。

冷やす 氷や保冷剤で傷口を冷やすことで、腫れを抑えます。

痒みを感じても、皮膚を掻かずに冷やすようにしましょう。

抗ヒスタミン薬やステロイド薬を利用する アブの唾液に含まれるヒスタミンが痒みを増加させるため、抗ヒスタミンかステロイドが入った市販薬を塗りましょう。

ポイズンリムーバーを使用する

アブの毒を吸引する「ポイズンリムーバー」という器具を使う方法もあります。

早めに使用することで症状を抑えることができます。

アブに刺されないためには、服装や防虫スプレーを活用し、注意深く行動することも大切です。

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