寒い冬も終わり、気温も上がってきて、草花も芽生えて来ます。日本では伝統的な風習で、春の訪れを祝うために食べられる七種類の栄養豊富な野草を入れた粥を食します。以下どんな七草を使用するか挙げて見ました。

春の七草の種類
①セリ(芹)②ナズナ(薺)③ゴギョウ(御形)④ハコベラ(繁縷)⑤ホトケノザ(仏の座)⑥スズナ(菘、カブ)⑦スズシロ(蘿蔔、大根)
これらの七草は、1月7日の「人日の節句」に七草粥として食べられることが多いです。七草粥は、無病息災を祈るための料理とされています。さらに春の七草には、それぞれ異なる栄養素と効能があります。以下に七草の栄養素をまとめてみました。
七草の栄養素

①セリ(芹)ビタミンAや葉酸、カリウム、食物繊維が豊富で、むくみの軽減や便秘解消、神経痛やリウマチに効果があります。

②ナズナ(薺)高血圧や動脈硬化の予防、利尿作用、便秘解消に効果的です。
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③ゴギョウ(御形) 咳や痰を抑える効果があり、利尿作用もあります。

④ハコベラ(繁縷) 歯槽膿漏の予防や胃腸薬として使われ、利尿作用や止血作用もあります。

⑤ホトケノザ(仏の座)胃腸の働きを整える効果があります。

⑥スズナ(菘、カブ) ビタミンA、E、K、葉酸、カルシウムが豊富で、むくみの解消に効果的です。

⑦スズシロ(蘿蔔、大根)消化酵素が多く含まれ、胃腸の負担を軽減します。
七草を使用した粥の作り方
では栄養豊富の七草粥のレシピをご紹介しますね。簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
材料
米1合 水700ml 春の七草適量(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)塩少々
作り方七草の準備 七草をよく洗い、適当な大きさに刻みます。米の準備 米を洗い、30分ほど水に浸けておきます。炊飯 鍋に米と水を入れ、中火で炊きます。沸騰したら弱火にし、蓋をして約20分間煮ます。七草を加える 米が柔らかくなったら、刻んだ七草を加え、さらに5分ほど煮ます。味付け 塩で味を整えます。

これで七草粥の完成です!温かいうちに召し上がってください。
これらの七草を使った七草粥は、無病息災を祈るための伝統的な料理で、栄養バランスも良いです。七草粥を食べることで、季節の変わり目、体調を整えて健康を維持しやすくなりますね。