ハサップは、食品等事業者が食中毒菌汚染や異物混入などの危害要因を把握し、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程で、それらの危害要因を除去または低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保する衛生管理の手法です
HACCP（ハサップ）の具体的なステップ
| 危害要因分析（Hazard Analysis） | 有害な微生物や化学物質、異物が食品中に混入・増殖する可能性を予測し、これらを管理する方法を明確にします。 |
| 重要管理点（CCP）の決定: | 食品中の危害要因に対して健康を損なわない程度にまで確実に減少または除去するために、特に重要な製造・加工工程を管理します（例: 加熱・冷却・包装の時間や温度管理）。 |
| CCPのモニタリングと記録 | CCPでの測定や監視を行い、記録を取ります |
| 是正措置 | CCPでの問題を修正し、食品の安全性を確保します。 |
| 検証 | HACCP計画が適切に機能しているかどうかを定期的に確認します。 |
| 文書化 | HACCP計画を文書化し、関係者に共有します。 |
HACCPは食品業界で広く採用されており、食品の安全性を向上させるための重要な手法です。
（※ HACCPは科学的に正確な測定ではなく、食品の安全性を向上させるための手法です。）
今現在食品事業者を対象に「HACCP」の手法を取り入れた衛生管理の導入が義務化される方向に進んでいます。
導入には、高度な衛生管理や設備の整備が必要というイメージがあるのではないでしょうか？そんなことはありません。「HACCP」の考え方として大切なことは、どこに食品事故を起こす原因が潜んでいるのかを理解した上で衛生管理を実施し、それが正しく行われているか確認すること。より良い衛生管理の実現に向けての第一歩として、「HACCP」の考えを取り入れた衛生管理を行ってみてはいかがでしょうか？
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