身近にいる危険なマダニ

暖かい春の季節野外で活動することも多くなりますが、その際マダニに注意する必要があります。野外作業や農作業、レジャーなどで、これらのダニの生息場所に立ち入ると、マダニに刺されることがあります。マダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。特に春から秋にかけては、マダニの活動が盛んで、マダニに刺される危険性が高まります。

吸血したマダニ

マダニ何処に生息していますか?

マダニは日本全国で生息しています。主な生息場所には以下の特徴があります。

山林や森林: マダニは山岳地帯や森林で見られます。特に草むらやヤブなどが好きです。

河川敷: 河川敷でもマダニが生息しています。

公園や庭の草むら: これらの場所でもマダニが見つかることがあります。

畑: 畑でもマダニが生息していることがあります。

マダニは吸血することで感染症を広げる可能性があるため、野外で活動する際は注意が必要です。特に4月から11月までの期間がマダニの活動が活発な時期です。

どのような予防対策が出来ますか?

草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボンを着用し、足を完全に覆う靴を履くことが大切です。服は明るい色のものがおすすめです。首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることも重要です。

外出の後にもチェックの必要

屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認しましょう。特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などをチェックしてください。

もし刺された場合の処置

マダニに刺された場合は、無理に引き抜かずに医療機関で処置を受けることをおすすめします。また、刺された後は数週間程度体調の変化に注意し、発熱などの症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。マダニは犬にも危険であり、バベシア症などの病気を媒介する一方で、人にも感染症を引き起こす可能性があります。

マダニに刺された場合の対処法のまとめ

引き抜らずに医療機関を受診:マダニに刺されたら、無理に引き抜かずに医療機関を受診しましょう。医師が適切な処置を行います。
マダニの除去:医師がマダニを適切に除去します。自分で引き抜くことは避けてください。マダニを引き抜く際に、体内に残った部分があると感染のリスクが高まります。
数週間の観察:マダニに刺された後は、数週間程度、体調の変化に注意してください。発熱や発疹、体調不良などの症状が認められた場合は、再度医療機関を受診してください。
予防策の徹底:マダニに刺されないために、野外活動時には長袖・長ズボンを着用し、足を完全に覆う靴を履くことを心掛けましょう。また、帰宅後に入浴し、マダニに刺されていないか確認することも大切です。

マダニに刺された際は、決して自己判断せずに医療専門家の指示に従ってください。以上を注意して野外のレジャーを楽しみましょう。

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