大型の鳥サギの生態と特徴

アオサギは、日本で繁殖する最大のサギです。灰色をしており、成鳥になると冠羽を持つようになります。若鳥は後頭にかけての黒い帯が薄く、嘴も灰色ですが、成長すると嘴は黄色くなります。夕方から明け方にかけて「グァ」「グァン」と鳴き、飛んでいるときは長い首を S字に折りたたんでいるのが特徴です。アオサギは水辺に生息し、浅瀬で魚類や両生類、爬虫類を食べます。高い木の上に枝で皿状の巣を作り、営巣します。また、天気の良い日には川沿いの石の上で日光浴をすることもあります。ゴイサギも同様に水辺に生息し、夜行性で昼は草むらや林の中に隠れています。夕方から動き出し、魚や両生類、甲殻類を水辺で捕食します。ダイサギやアオサギとともにコロニーを形成し、高い木の上に巣を作ります。

もちろんです!サギ科にはさまざまな種類があります。以下にいくつかのサギを紹介しますね。

アオサギ

アオサギ(Ardea cinerea)は、鳥綱ペリカン目サギ科に分類される鳥類で、日本で繁殖する最大のサギです。青みがかった灰色の羽毛で被われており、特に成鳥はその特徴的な姿が観察されます。全長は約93センチメートルで、体の上面や翼の上面はうすく黒味のある灰色で、飛翔時には風切羽と肩の灰色の対照がはっきりと見えます 。アオサギは水辺に生息し、魚類や両生類、昆虫などを捕食します。また、高い木の上に皿状の巣を作り、繁殖します。

ゴイサギ

ゴイサギはペリカン目のサギ科に分類される鳥類です。分布、ゴイサギはアフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本、フィリピンなどで見られます。日本では夏季に北海道に飛来(夏鳥)するか、本州以南に周年生息する(留鳥)ことが知られています。形態、全長は58-65cmで、翼開長は105-112cmです。上面は青みがかった暗灰色、下面は白い羽毛で被われ、翼の色彩は灰色です。眼先は羽毛が無く、青みがかった灰色の皮膚が露出します。嘴の色彩は黒く、後肢は黄色です。幼鳥は上面が褐色の羽毛で被われ、黄褐色の斑点が入り、下面は汚白色の羽毛で被われます。生態、ゴイサギは夜行性で、夜間に水辺を徘徊しながら獲物を捕食します。食性は動物食で、両生類、魚類、昆虫、クモ、甲殻類、鳥類の卵や雛などを食べます。繁殖期には後頭に白い羽毛が伸長(冠羽)し、後肢の色彩が赤みを帯びます。日本では4-8月に3-6個の卵を年に1-2回に分けて産み、雌雄共同で育雛を行います

ダイサギ

ダイサギは、ペリカン目サギ科に分類される鳥で、日本で見られる白いサギの中で最も大きい種です。体長は約90 cmほどで、アオサギと並ぶ最大級のサギです。全身の羽毛が白色で、くちばしは繁殖期には黒く、非繁殖期には黄色をしています。ダイサギは水田や川、湖沼などで魚や両生類、昆虫を捕食します。また、繁殖期には集団繁殖地の「サギ山」を作る習性があります。鳴き声は「ゴァー」と聞こえ、主に繁殖期に鳴きます。

以上サギの種類について説明しました。サギは田畑が残っている市街地で身近に見られる鳥です。集団で木の上に巣作りをするので、鳴き声などの騒音や糞尿などの被害も昨今、問題になることもあります。

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