チューリップのその色とりどりの花は目を和ませてくれます。チューリップの花が咲く季節は春というのが定説ですが、冬に花が咲くチューリップはご存知でしょうか?冬に咲くチューリップは「アイスチューリップ」と呼ばれています。
何故?春の花が冬に咲くの?
通常のチューリップの球根を冷蔵保存して、冬に開花させる特別な方法を用いたものです。アイスチューリップは、12月から1月にかけて咲き始め、通常のチューリップよりも長く楽しむことができます。
開花を誤認させる
アイスチューリップは、冬の寒さを感じた後に「春が来た」と誤認させることで開花します。この方法により、冬の間でも鮮やかなチューリップの花を楽しむことができるのです。
アイスチューリップの育て方
①球根の選定と処理 | 健康で傷のない球根を選びます。球根を冷蔵庫で10〜15週間、5℃以下で保管し、低温処理を行います。 |
②植え付け | 植え付け時期は11月中旬が一般的です。 球根の先端が上になるようにし、深さは球根の高さの3倍程度にします。 球根同士の間隔は10cm以上あけます。 |
③水やりと管理 | 植え付け後と芽が出た後にしっかりと水やりをします。土の表面が乾いたら水やりを行い、過湿を避けます。芽が出たら日当たりの良い場所に移動します。 |
④開花後の管理 | 花が咲いたら、花がらを摘み取って花持ちを良くします。 花が終わった後は、葉を切らずに残しておき、次の開花のために栄養を蓄えます。 |
冬の寒い時期に咲くチューリップは、特別な魅力がありますね。お庭や室内で育ててみるのも素敵だと思います。