雨上がりに虹を見ることがあります。七色の美しいアーチの虹には感動を覚えます。それと疑問も感じます。虹はどうして出来るのか?考えられたことはありませんか?

虹とはなんですか?
虹(にじ)とは、太陽の光が空気中の水滴に当たって屈折・反射・分散されることで生まれる光のスペクトル現象です。雨上がりや霧の中、噴水の近くなどでよく見られます。
虹のしくみ

屈折(くっせつ)太陽光が水滴に入ると、光の進む方向が変わります。
反射(はんしゃ) 水滴の内側で一度反射されます。
分散(ぶんさん)光が分かれて赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色になります。
七色って本当?
実は人によって見える色の数は違って、科学的には虹は連続したスペクトルなので「七色」とは限りません。日本では伝統的に七色とされますが、国によっては六色や五色とされることもあります。
文化・象徴としての虹
希望や約束の象徴(聖書にも登場します)
自然の美しさへの感嘆
虹が出やすい条件
虹が現れるための条件は、自然の光と水の絶妙なコンビネーションが必要なんです。以下のような状況だと、特に虹が出やすくなります
太陽の位置が低いこと
朝や夕方が特に狙い目です。太陽が低いほど、虹は高く大きく見えやすくなります。
太陽が背中側、水滴が目の前にあること
虹は太陽と反対側の空に出るので、太陽を背にして見ると見つけやすいです。
空気中に水滴がたくさんあること

雨上がり・霧・小雨・噴水・滝の近くなどがベストスポットです。
風が弱いこと
水滴が空中に安定していると、くっきりした虹になりやすいです。
プチ情報
雨が降っているときでも、太陽が出ていれば虹は出ます。
二重の虹(二重虹) は、内側が主虹、外側が副虹と呼ばれ、光が水滴の中で二度反射することで出現します。