森のバターと言われるアボガドはどのような植物ですか?

アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど栄養価が高く、濃厚な味わいを持つ果実をつける植物です。以下にその特徴を詳しく紹介しますね。

 

アボカドとはどんな植物?

 基本情報

              学名:Persea americana

             分類:クスノキ科・ワニナシ属

             和名:ワニナシ(鰐梨)

             原産地:中央アメリカ(特にメキシコ)

             形態:常緑高木(樹高は最大20mにもなる)

アボガドの特徴

 葉は濃緑色で、揉むとアニスのような香りがする

花は黄緑色で、雌しべと雄しべが異なるタイミングで成熟する「雌雄異熟現象」がある

  自家受粉しにくいため、異なる品種を近くに植える必要がある

             果実は洋ナシ型で、皮はゴツゴツしていて濃緑〜黒色

             果肉はクリーミーで脂肪分が多く、「森のバター」と呼ばれる由来に

 なぜ「森のバター」と呼ばれるの?

              果肉に良質な不飽和脂肪酸が豊富(オレイン酸など)

             濃厚でクリーミーな食感がバターに似ている

             栄養価が高く、ビタミンE・カリウム・食物繊維なども豊富

アボガド品種と系統

アボカドには大きく分けて3系統があり、世界には1000種以上の品種が存在します。

日本でよく見かけるのは、グアテマラ系の「ハス種」で、熟すと黒くなります。

 アボガドの栽培について

              日本では寒さに弱いため、鉢植えで室内管理がおすすめ

             種から育てることができ、発芽には気温20℃以上が必要

             実がなるまでには5〜6年ほどかかることもあります

アボカドは見た目もユニークで、食べても育てても楽しい植物です。

アボガド料理ポキ丼

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