野菜や果物を食害する、メイガとは?

メイガは、イモムシ状の幼虫が葉を巻いて食害したり、果実に入り込んで食害する昆虫の一種です。以下にメイガの特徴と対策を解説致します。

メイガの特徴と被害

メイガは多くの野菜や作物に被害を与えます。以下は主なメイガの種類と被害を示しています。

アワノメイガトウモロコシの天敵とも言われるアワノメイガは、黄白色の幼虫が茎や果実に潜り込んで実などを食害します。
ウリノメイガウリ科の野菜に発生し、緑色の幼虫が葉や果実を食害します。中・老齢幼虫になると、葉を綴りあわせて丸め、その中に潜んで葉を食害することもあります。
シロイチモジマダラメイガエダマメに必ず発生するシロイチモジマダラメイガは、幼虫がさやに潜り込んで豆(子実)を食害します。
アズキノメイガアズキやインゲンマメで発生が多く、他にオクラやナスも加害します。幼虫は茎やサヤに潜り込んで食害します。
ワタノメイガオクラの葉につくワタノメイガは、蜘蛛の糸のような粘着性のもので葉を綴りあわせて丸め、中に潜んで葉を食害します。
ハイマダラノメイガアブラナ科野菜に発生し、成長点付近の葉を食害することがあります。幼虫は「ダイコンシンクイムシ」とも呼ばれます。
ニフキノメイガシソやハーブ類に発生し、葉や枝を糸でつづり合わせて食害します。
シロオビノメイガヒユ科植物やホウレンソウに発生し、淡緑色の幼虫が葉裏に寄生し、表面だけを薄く残して葉肉を食害します。

メイガの生態と防除方法

メイガは一般的に4月から10月にかけて年3〜5回の発生があります。幼虫や蛹の状態で越冬し、葉裏の葉脈付近に産卵します

メイガの対策方法

被害部分の切り取り: メイガによる被害を確認したら、早めに被害部分を切り取りましょう。感染部分を取り除くことで、被害の拡大を防げます。

農薬の使用: 農薬を使用する場合は、メイガに効果的な農薬を選びましょう。農薬の使用方法については、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。

メイガの生態を理解し、早めの対策を行うことで、被害を最小限に抑えることができます

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